あけましておめでとうございます

2010年は、石けんと旅行の年にしたいと思います。 石けんに関しては、↑「石けん手帖」といって、世界石けん文化歴史研究会の活動の記録を残すサイトを作りました。 旅行に関しては、ここ(memo.donburiburi.com)に。1月はオーストラリア、2月からは世界一周~世界遺産と石けんの産地めぐりの旅にでます。 今年もよろしくお願いします。

石けん

あたいのコレクション。 掃除のついでに並べてみた。 ぐっふぐっふぐふふふふふ。

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Kerkyra(ケルキラ)

Kerkyra(ケルキラ)はコルフ島の中心の町の名前です。 コルフ島を去る日に、PATOUNISに行って、今週はもうとくに何もやらないって言ってたけど、来週なんか他のことやるなら戻ってきたいのですが、と言うと、Apostolos氏が考え込んで、なんかしつこいこと言っちゃったかなーと思ってたら、工場内に連れてってもらって、石けんマシーンのバルブがリークしてて、発注済みなんだけど、ドイツから届くのまってるんだけど、バルブが壊れてても使えるんだけど、(直してから次の作ろうとしてたんだと思う)。とりあえず、今はどうなるか分からないけど、水曜日から木曜日に、月曜か火曜に他の工程が見せれるか確定できるのでその頃連絡頂戴。と言ってくれました。 ということでレスボス島にいる間に連絡を取ると、火曜日に釜だしするよというので、コルフ島に戻ってきたわけです。 7時開始。ちょっと遅れて行くと、とっくに職人さんたちが、作業を進めておりました。 今日の出来はmediumとのこと。道具にくっつくのだそう。 1) 釜から、柄のついたバケツで石けんをすくいとって、モールドにそそぐ。下の人はヘラのようなものでザクザクとモールド全体にならしていく。 2) ペローンと表面をすくって、量を一定にする。余分なのは、下のモールドに落とす。 3) 深さを確認。 4) 女性にパス。板で押して空気を抜いたり、表面を平らにする。みしっみしっとリズムよく進む。 5) 後ろに鍋が火にかけてあって、沸騰はしていない。ただの水(湯)だそう。容器ですくって石けんの表面に流し、小さな板で表面を撫でて滑らかにする。最初は隅、次に中央。これも同じリズム。お湯は下のバケツに落ちる。 終わったモールドは工場内に積んでいました。 女性の5)の作業が終わるころ、男性2人の3)の作業が終わり、男性はまず、女性のモールドを横に積みにいって、自分たちのモールドを女性に渡す。自分たちが先ほど余分な石けんを落としていた下のモールドを一旦床に置いて、新しいモールドを持ってきて、作業台に置き、下に置いたモールドを上に乗せて、1)に戻る。 全部積み終わったら、布をかぶせて終わり。 翌日はnational holidayとのことで、その翌日にカッティングとスタンピングとのこと。 むわー。チケットが半オープンで、15,000円で帰国日移動できるやつだったんですが、結局、2日のばしただけでは完全に満足できるまで見れるわけじゃないし、次回にしようと思いました。なんつっても窯から出す前の作業みてないからね。cookという単語ひとつで片付けられる1週間の作業を見たい見たい見たーい。 作業中男性2人は世間話に花が咲いているよう。女性は黙々と。 何度かApostolos氏もみに来てみんなで相談する様子も。 camera…………….camera……………………………….. video…………..camera……………………………………. camera………………………………………………………. と言ってカメラの話?と思ってると、そのカメラ(もちろんOLYMPUS PEN E-P1)いくらなの?とか。 何倍ズーム?とか。一眼レフって英語でなんていうか分かんなくて本当残念。 いつでも自慢できるように一度調べたんだけど、長期記憶に保存できてないようで。 この夏でたばっかのかなりいいやつなんですと。言っておきました。 もとい。石けん。 途中で、フランスの博物館が、作業の様子をDVDにして博物館で流してるやつがあるんだとということで見せてもらうことに。 あともう1本もみせてもらった。オーストリアかドイツでまったく内容はわからなかった。 DVDの中ではかまが2番目に古いのを使っていて、4世代目のお父様も健在のころの映像で、数年前とのこと。 このかまが使われているのみたいなー。 2番目のかまは木製のオールみたいなので、人力でかき混ぜていた。 1番新しいかまはたぶんミキサーみたいに中に混ぜるのついてるのです。 温度調整もたぶんできるんす。 2番目のかまは、どうやってたのかな。かまの下の方に穴のあいた引出しあるけど、薪かな。 ガスかなー。 激しくお礼を言って、最後の最後にお土産のカントリーマームとプチ大福をわたして、さようならしました。 ありがとー。ありがとー。ありがとー。 最後までこれも長期記憶に定着しなかった言葉。 ギリシャ語でありがとうは、エフハリスト。 1か月とか2か月とか部屋借りてまたきたいな。コルフ。

Kalloni(カロニー)

大きな地図で見る Plomariから戻って、Lonely Planet Greeceを見ていると、ちょうど博物館のコラムがあった。 “The Museum of Industrial Olive-Oil Production in Lesvos”という名の施設で、MytiliniからKalloniへ向かい、途中Agia Paraskeviへの道を折れ、3.5kmくらい進むとある。Agia Paraskeviまでいっちゃうと行きすぎ。 It’s not terribly well signposted. とある。 そんでもって頭の中が石けん石けんとなっちゃってたのですが、オリーブがメインで、オリーブオイルの生産物としての石けん。という立場であることを再確認。 翌日が金曜日ということもあって、通常通り営業してない店も多い気もしてきて、こんな紛らわしいところに行けるかどうか不安。とくにPlomariでちょっとやられてしまったのもあってすぐに同様のチャレンジをする気にならないが、土日は1日1本だからこの日にかけるしかない。と思い行くことにしました。 朝、住所とバスの時刻表をもって旅行案内所に行って、行き方を相談して出発。といってもMytiliniからKalloni行きのバスがあるから、Kalloniでまたきいて。と言われてしまった。小さな町で英語通じにくいという不安もあったのですが、ビーチ情報ならともかく、オリーブオイルについての情報が観光案内所では手に入らないのでしょうがない。 前日と同じバスターミナルでKalloni行きのチケットを購入。 Kalloniまでの道はオリーブではなく松っぽい木が多く植えられていました。 蜂蜜採る箱もおいてありました。 Kalloniまでの途中、Agia Paraskeviへ続く道っぽいところに広場があり、そこで待ってる別のバスがあって、一部の人がここで乗り換え、Agia Paraskeviっぽいところへ向かっていきました。ここで乗り換えようとおもったけど、運転手も車掌さんも英語が通じず確認できなかったのでKalloniまで行きました。 Kalloniにおりると、特徴のない町だと思いました。そんでもって観光案内所もないし、とにかく観光に関する店がなにもない。半泣きでNTTみたいなところのオフィスに入って、指差しギリシャ語にぎりしめて、とりあえず、英語話しますかというと話すというので、相談。 博物館もしってるし、博物館まではタクシーしかもうないよーと言うので、タクシーなんかいないじゃーんといってみたら、呼んであげると言って電話してくれました。30分くらいかかるからここでまってなよといって席を勧めてくれました。どこからきたの。日本からきたの。遠いとこからきたね。なんかのむ?のみたい。なに飲む?フレドエスプレッソ。というとまた電話してくれてしばらくするとフレドエスプレッソが届き、おごってもらいました。そんなつもりじゃなかったんだけど男前がお金はらってるので、ありがとうといっていただきました。 タクシーにのっているとやはりAgia Paraskeviへの道と疑った道はAgia Paraskeviへの道でした。しばらくするとタクシーがとまった。ここ?か。と。やはりちょっと分かりにくいけど、大きな煙突があるので、それさえわかればなんとかなったかも。博物館までいくと、受付のお姉さんが「博物館にきたの?」と驚いていた。お客さんは私ひとりしかいなかった。遠くまできたなと思いました。 博物館は、オリーブオイルミル+プレス工場の廃墟をリノベーションして、博物館にしたもので、結構きれいでした。これは、オリーブの未を保存する建物で、小さな部屋が長屋見たいになっていて、その長屋が数個ならんでいる状態で、小さな部屋がガラス張りになっていて、写真や道具がディスプレイされていました。 パソコンが置いてあってメカニズムを3Dで説明してくれていて、よくわかった。やっぱ動画から得られる情報は多いなー。置いてあるだけとか写真じゃ分からないもんなー。パンフレットがあってので購入。後メルマガも登録してきた。良い情報がきますように。 タクシーに2時間後に迎えに来てもらうようにしたのだが、当然のように遅れてきたというか、行きしのおじさんと違う気がしたのだけどとりあえず乗って、Kalloniにもどってコーヒー飲んで、バス停でバスを待ってたんだけど、戻りのお客さんが私以外にいない。いやな予感がしたけど、ここが降りたところだし、とりあえず待った。 ら、50m先の通りをバスが通り過ぎた。 血の気がさーーーっとひいて、後を追いかけたけど、その通りに出ると、バスがいなかったので、ぐるっとまわってもどってくるのかなと思ってまたバス停に戻ったけど、全然こなかったので、とりあえずバス会社に電話していると、私の近くでタクシーが止まって。 You wait at the wrong place. The bus left. と。いうので、思わず日本語で「やっばり?」と答えてしまいました。 私がKalloniと思っていたのは、Kalloniの一歩手前の場所で、帰りは止まらないとこみたいです。 とにかく乗せてもらって、追いかけてもらうことにして、(もちろん有料)、丘を越え、山を越えてるとだんだん夢かもー。と思ってぽーっとしてきました。半分くらいきちゃったんじゃないかというところでバスが見えて、ぶっぶぶっぶとクラクションを鳴らしてやっととめて、愛想の悪い運転手にどうもどうもてへっという感じで乗せてもらった。 しばらくバスが走ると、バスがまた止まって、視界にLonely Planet Greeceが入る。運転手がバスの外から受け取っているようだ。・・・私のだっ。タクシーに置き忘れてたのをまたとどけてくれたみたい。運転手さんありがとー。お礼もうまくいえずにバスがまた出発してしまいました。 Kalloniの手前の町の、電話会社の人とタクシーの運転手に、お礼を十分に言えなかった。 一生言えないんだろうな。… Continue reading Kalloni(カロニー)

パレオカストリッツア

地元の人と話する機会があると、パレオカストリッツアいったか。 と聞かれるので、きっといいところなんだろうなと思っていってきました。 島の北西に位置するビーチです。 エメラルドグリーンのきれいな海でした。 近くに修道院があるというので、いってみました。 修道院は昔からワインとか、クッキーとか、石けんとか、ポプリを作って売って運営の足しにしてますよね。ね。イタリアのローマとかフィレンツェでも修道院の有名な石けんもあるので、ギリシャの修道院にも何か面白いものがあるかもしれないと、期待していったのですがビンゴ。 古いオリーブプレス機が展示してありました。右側のでぐるぐるとして実をつぶして、左ので押し付けて絞るらしいです。 またこの修道院。ねこを餌付けしていて、10匹近くおります。また人なっつこくて、1匹の写真を撮ろうとしてしゃがむと、背中に乗ってきた子がいました。

PATOUNIS社訪問 しゃべり足りない

製法の紹介。 自宅で素人が作るのがたいていコールドプロセスという熱を加えない方法。PATOUNIS社をはじめ石けん会社はホットプロセス、ヒートプロセスという熱を加える方法で作ります。 日本では、ホットプロセスという言葉を良く聞いていたのですが、彼はヒートプロセスといっていました。聞き間違いじゃなければ。 またこういった熱を加える方法は早くけん化が進むから企業はそれで作ってるんだとも聞いていたのですが、彼は、コールドプロセスは型入れまでに1日くらいだけど、ヒートプロセスは1週間くらいかかるし、こちらの方が手がかかると言っていました。実際に作り始めてから出荷までに6ヶ月かかるそうです。 石けんの紹介。 PATOUNIS社で作ってる石けんの紹介。 一番左のグラデーションになっている4つの石けんは、同じもので、乾燥期間順に並んでいます。乾燥して小さくなり、反り、茶色になってきています。 左から、100%ピュアバージンオリーブオイルで作ったオリーブオイルソープ。 80%のピュアバージンオリーブオイルと、20%のパームオイルのオリーブパームソープ。パームオイルであわ立ちが良くなるそう。 オリーブポマースオイルといって、搾りかすからさらに絞ったオイル100%のグリーンオリーブソープ。表面は茶色ですが、中はいつまでもオイルの緑が残っています。Apostolos氏一押し。ただし彼の父つまり4代目はオリーブオイルソープを一番とおっしゃってたそうです。 ビーカーに入っているのが実際に使っているオイルのサンプル。 けん化のしくみを化学式で。 詳しいことはわかりません。でも化学なんだよということ。 ラボ。石けんに使うオリーブオイルの質を調べたり、液体洗濯石けんの開発を行っているそう。実際に一種類調べてもらいました。この部屋に入れたのが前エントリーでいったドイツ人の好奇心のおかげ。このあと事務室にもはいって、金庫内の写真まで。金庫内は許可があったから写真をとったのですが、中身ではなく、金庫本体が博物館もので、大昔、3人の主要人物がそれぞれ持つ鍵を同時に回さないとあかないようになっていました。 入ってすぐある石けんの販売所。シンプル。 ビニールのパックしてあるのとしてないのがあり、日本は湿度も高いし、パックしてあるものを購入しました。でもやっぱもっとかいにいく。 今日も偶然かばんの中身を探るために立ち止まったところがお店の前で、(気づけ自分)お店は休みなのですが、中で木箱を作っていたそうで、私に気づいてでてきてくれました。はたらきものだなー。 PATOUNIS社の製品の50%は日本に輸出されるからか、ギリシャを訪れる日本人が相当良いことをしたのか、日本人ということで、とりわけ親切にしてもらいました。 工場見学に行った日には、なぜか地球の歩き方(日本語版)がでてきて、コルフでおすすめのパトリカストリッツアのページをコピーしてくれました。さらに、4年ものの非売品のオリーブソープに、オリーブの絵をこれまた手で描いた用紙で包んだものをくださり、一緒にいたドイツ人の方には丁寧に断っておられました。また、オリーブも自分のところで絞ってるんですかと聞いたら、見たいならぜひ見せたいんだけど、今収穫にはちょっと早いんだと残念でした。これから寒くなり、雨も多くなる10月末から、翌年6月くらいまでが収穫の時期だそう。 工場見学ですが、来週は休閑週で、再来週に作業開始とのこと。残念。再来週の前半帰国なんすよね。このまま最後までコルフにとどまるか、どっかいって、また戻ってくるか。とか考えてしまう。 こうしてブログで文章にしながらも質問したいことが出てきた。

PATOUNIS社訪問

念願のPATOUNIS社訪問。 中に入って、すぐは石けん販売所となっており、お姉さんに自己紹介して、見学したいと伝えたら、奥からこの工場の5代目のApostolos氏が出てきて、メールをくれてたねーといって、奥の工場に案内してくれました。 先客のドイツ人女性2人とそのお子さん2人と私の計5人で説明を聞くことに。この方たち物怖じしないので、私も恩恵を受けました。 工場内、手前は石けんを干す場所になっていて、その奥が作業場。というシンプルなもの。この写真は工場奥の作業場の様子です。この小さな工場から世界を魅了する石けんが作られるのですね。この日はある程度固まった石けんを切って、一個ずつ取り分けて干し台に乗せるという作業をしていました。 奥にはかまが3台。1番古い(中央右はしごのかかってるもの)のはもう動いていないが貴重なので保管しているもの。a living museumとおっしゃってたのですが、まさに。そんな感じです。歴史があって、でも今もちゃんと生きていて、かつ魅力が衰えないものがほかにあるのかなかと思うと、ここにいる貴重さにどきどきしました。2番目に古いかま(左上赤茶のもの)はまだ使っているか、まだ使えるか、どう言ったか思い出せない。1番新しいの(中央シルバーのもの)はメインで使っているものだそうです。

石けん発祥の地。プロマリ, レスボス島

先日 「ギリシャ」 で書いていた、 第4回 (4) ギリシャ・レスボス島の石鹸工場 この記事ですが、 レスボス島のプロマリという都市。石けん発祥の地とのことです。 古い石けん工場が修復されて、現在は博物館となっており、道具などがみれるのだそう。 参考:Plomari

ギリシャ

ギリシャのコルフ島にパトーニス社という石けん会社の工場を予約すれば見学できるらしい。 丁度本屋に並んでいたTRANSIT(トランジット)6号 ~ギリシア特集 今日もギリシアは美しい~ (講談社MOOK)に書いてあった。 大きな地図で見る アテネ→【飛行機】→コルフ島 アテネ→【バスor鉄道】→パトラ→【フェリー】→コルフ島 コルフ島はギリシャのすみっこ。アテネから結構遠く、道中も楽しめそう。 ですがコルフ島はエーゲ海側じゃなくて、イタリア側なので、 サントリーニ島とか、『マンマ・ミーア』のロケ地(スキアトス島、スコペロス島)などに寄るのは厳しそうです。 でもギリシャは夫とまた来る予定なので、我慢できる。 第4回 (4) ギリシャ・レスボス島の石鹸工場 によるとレスボス島に石けん工場が複数あったが廃墟になっているとのこと。 もっとあるはず。それ以上は現地収集になりそうです。 大丈夫かなー。 話はかわって。 Googleマップが日本語になっててびびった。 Googleマップ、新機能「世界地図日本語版」を公開 けど1か月くらい前からだったんだ。 しょぼーん。 去年ベトナム行く時にハノイみたときは、全然地図があいまいでしたが、現在はちゃんと詳細までできてた。 ハノイ すごいなーすごいなー。 かっこいーなー。