ザダル(Zadar)のシーオルガン〜クロアチア

スプリトより北部のアドリア海沿いにある小さな街ザダル。 ヒッチコックが世界で1番美しいと表現したと言われる夕焼けがハイライト。 スプリト同様観光客向けの小さな旧市街を中心に新市街が広がっています。クロアチアの2大観光地のプリトヴィッツェとドゥブロヴニクの間にある都市なので、長距離のバス移動の負担を減らすためにも一泊して夕日を見て休憩するのにおすすめです。 夕方の様子。シーオルガンといって、波によっておきた風が地面にあいた穴をとおる事で音を奏でる装置。波の具合で毎日微妙に音が違います。間抜けというか穏やかな低い和音でとてもリラックスできます。ここに座って出港する観光船や、入港する漁船を見送り、出迎え、アドリア海の向こうに沈むのを待ちます。 朝の様子。シーオルガンの音がはっきり聞こえます。 シーオルガンへ向かう遊歩道。本当に遮るものの無い見通しのよい場所です。 戻ってくる漁船。 旧市街の中にはスプリト同様教会や遺跡があり、細い入り組んだ道でにはカフェが隠れています。 ただスプリトより迷子になりやすい気がします。カフェも比較的若い人というかバックパッカー向けかなと思います。すぐそこには遮るものの無い港でアドリア海が見えるというのに、日のあたらない袋小路のカフェで昼間からカクテルを傾けている若者が目につきました。 聖ドナット教会と聖ストシャ大聖堂 特記したいのは、ザダルの人はとても人懐っこくて親切で滞在しやすいということ。 ちょっと場所が分かりにくいSOBEを予約してしまったのですが、女性に聞いたら、隣のレストランのご主人にさらに聞いてくれて、そのご主人がSOBEの人に電話をしてくれて、迎えにきてもらいました。SOBEの女性もずっと笑顔で、地図を私にみせながら一通り街のブリーフィングをしてくれました。 通りすがりに挨拶をしてくれる人や、私がドバルダンと現地の言葉で挨拶をすると大げさなリアクションをとる釣りのおじさんとか。安心して過ごせました。 助けてくれたレストランで夕食。魚と野菜のグリル。 また遺跡の上で昼寝するおじさんや、遺跡の上に座って雑談をする子供たち。ドラえもんの空き地のドラム缶のような扱いで遺跡があるのはいいなと思いました。

Splitの歩き方〜クロアチア

アドリア海沿いにあるクロアチア第2の都市Split(スプリト)。 街はかなり広いのですが、その中心にあるのはローマ帝国皇帝のディオクレティアヌス帝が引退後に移り住んだ宮殿の遺跡です。ディオクレティアヌス帝の死後しばらくして廃墟になっていたのですが、近郊の都市サロナが侵攻されたときに住民が逃れてきて、宮殿の廃墟の基礎をそのまま利用して自分たちの家を建て街を作りました。 その後もつい最近まで様々な民族によって占領や侵攻が繰り返されてきた土地なので、様々な時代のストーリーが伺える最高に面白い都市です。 観光客は、その宮殿内にできた街を歩くだけで十分楽しめます。 歩くとこんな感じになります。 Splitを歩いたときのMovesのログ GoProをもって歩いてみました 細い通路が入り組んでいて、すぐに迷子になれますが、城壁内はたいして広くないので、すぐにメインの広場に戻る事ができます。 これが元のディオクレティアヌスの宮殿。 ガイドさんの後ろの見える壁が、絵の中の海に面した壁です。今は埋め立てられてエスプラナードとなっており、カフェやお土産やさんが並んでいます。 元の白壁に、赤レンガで保守してしまった例。 3つの別の時代の窓。ガイドさんの言った事をあまり覚えてなくて残念ですが、2つの窓ははっきりと異なる特徴を持っています。真ん中にすでに埋められてしまった窓があります。輪郭がみえるでしょうか? スフィンクスです。エジプト遠征から持ち帰ったものだそうです。