モロッコのタンジェからスペインのマドリードまで1日で移動した時の4つのポイント

世界一周中に書いていたけど、途中で頓挫した旅行記の下書きがでてきました。 帰国後2、3年たったような気もするけど、一生ものの経験だったので、続きを書こうと思います。 モロッコのタンジェからスペインのマドリードまで1日で移動した時に気をつけなければ!と感じた4つのポイントです。 より大きな地図で 世界一周 を表示 ポイント1:タンジェのフェリー内ではもうモロッコ通貨のディルハムが使えない フェリー内でヒマつぶしもかねて、あまったディルハムを使って何か買おうと思ったら使えませんでした。 ユーロだけでした残念。 ポイント2:ジブラルタル海峡はちょっと荒れている フェリーに乗るときに水色のエチケット袋がくばれられます。必要とされる方が多いからだと思います。乗り物酔いがもともとひどいのであらかじめ酔い止めの薬をのんでいたので大丈夫でした。日頃乗り物酔いに縁のない夫も少し酔ったと言っていたので気をつけてください。 ポイント3:モロッコとスペインの時差は1時間(サマータイム中は2時間) なのでタンジェ〜アルヘシラスの所要時間が1時間とすると。 12時にタンジェを出ると、サマータイム中は15時に到着アルヘシラス着となり、その時間だとアルヘシラスのような小さな町からではマドリードへの電車やバスがない。という事態が発生します。私には実際に発生しました。タンジェ〜アルヘシラス間の移動も遅延したということもありまして。。。 そこで、少し大きめの都市マラガにバスで移動したところ、マドリード行きの電車の本数が多く、その日のうちにマドリードに移動できました。 ポイント4:夜のマドリードはあぶない 日本人が一番多くパスポートを紛失する都市がマドリードだそうで、日本人は観光時にパスポート本体ではなく、コピーのみを持ち歩く事を許可されています。それくらい被害が多いのです。 別の日ではありますが、歩いていたらかばんが開けられる音がしたので振り向くと、鞄があいておりました。開ける音がしたばかりなのに誰もおらず、隣を歩いていた夫も何も気付きませんでした。 幸い何もとられておりませんでした。 その鞄には秘密のポケットがあってそこに大切なものを入れていたので良かったのですが、それでも相当へこみました。 話を戻すと、タンジェからマドリードまで移動する際、やはり距離があるので、マドリード到着が遅くなる可能性が高いです。土地勘のない状態での夜のマドリードはあぶない。さらに日本人で、旅行ガイドを持っていればさらに狙われやすいので、お気をつけて。 こちらも幸いなことに、旅行中に知り合った人に勧められた日本人宿に泊まる事になっており、予約の際に宿のご主人が「絶対ガイドブックを出して宿を探すな!宿は駅から近いから暗記しろ!」と強く注意してくれて、宿の前で私たちの到着を待ってくれていたので、何事もありませんでした。

タンジェにGo

モロッコは、マラケシュ、エッサウィラ、フェズを 回って、タンジェに行ってスペインに入る予定だった けど、旅先で会う人たちがモロッコへ行くという話し をすると、 「是非砂漠に行ってください。」 というので砂漠も行く気満々だったんだけど、 モロッコ+ヨーロッパで1ヶ月くらいの予定なので、 泣く泣くあきらめた。 モロッコはまたくるぞ。 心残りは大きいほうが良いということでフェズも 行かずにタンジェに向かった。 朝バス停に向かうと、何かと出くわした日本人の りきはるさんがいた。 (彼もまたワン・ワールドで世界一周中) エッサウィラからカサブランカまでバス。 その後は鉄道でタンジェに向かった。 バスもあったけど、鉄道の方が乗ってみたい &疲れないだろうという期待があったからです。 モロッコの鉄道は思ったより快適で、 広い座席6つのコンパートメントで、 同席者がおらず、3人で占領できて安全だった。 2等席も見てみたけど、革張りの快適そうな 席でした。 扉開きっぱなしで走ってたり、 子供が電車に石投げて窓割ったり、 おかしなところはあるんだけど。 良くあるの?と聞いたら、 車掌さんは、every trainだと笑って言った。 おおらか。。。 タンジェについたのは夜の23時くらいで、 電話がカード式しかなく、カードを買う売店なども あいてないので、しょうがなくホテルに直接向かって 体当たりした。 映画にも使われたことがあるという説明のある 古いホテルで、受付にはヨーロッパの古本みたいな 絵になるおじいちゃんが2人いた。 おじいちゃんは、フランス語かスペイン語が できるか?と私にきいたけど、英語だけと いったらカナダの女の子が助けてくれた。 アラビア語が選択肢になかったように ここはちょっとヨーロッパな雰囲気がします。 部屋はあった。 よかった。 翌朝起きると、食堂は豪華な彫りがしてあって ぽーっとなって、港も目の前で、きれいだった。 タンジェはもっとみまわりたいなぁとおもいつつも、 フェリーにのってモロッコをあとにした。

アルガンオイルの街エッサウィラ

マラケシュには2泊してすぐにエッサウィラに移動。 モロッコ+ヨーロッパで1ヶ月の予定なので急がねば。 アルガンオイルというオイルはモロッコの南部で しかとれない貴重なオイルで、このオイルのことを もっと知りたかったし、このオイルで作られた石けん がほしかったのだ。 アルガンオイルのお店は、モロッコのたいていの お店と同じで、スーク内の小さなお店だった。 雑貨屋さんに、オイルや石けんは売っていたけど アルガンオイル専門店は、3件ほどだったと思う。 エッサウィラはマラケシュからバスで3時間ほど のところにある大西洋沿いのリゾート地だそうだ。 白い壁と、青い窓がギリシャっぽくなくもない。 でもシルエットがアラビアン。 漁港は荒々しい。 造船所もあった。 小さな町で、マラケシュから偶然一緒になった日本人 とは、2日の間に、町で偶然3回出くわした。 そしてその人とはその後タンジェまでの旅をともにしました。

モロッコの食べ物余談

モロッコの食べ物はおいしい。 値段はピンキリだけど全部おいしい。 タイも安いのも、高いのも全部おいしいから 好きだけど、モロッコもいいね! 立ち寄ったスパイス専門店で、クスクス、とか タジンとか名のついたスパイスミックスが売って いて、120種類くらいのスパイスを使っていると 書いてあった。 クスクスの香りがちゃんとして、 絶妙のバランスでできてるんだな~。 と思った。 タジンで焼いたチキンはパサパサではなくちゃんと もっちりとしてて、おいしい。 テハンという豚肝を煮た料理。 パンにはさんで食べる。 豚の脳みそ。 ハーブ塩みたいなのにつけて食べる。 うんまい。 白子みたいにトローとしてます。 うまいうまいよー。 (訂正)2010/06/18 よく考えたら、イスラム教の国は豚は食べないので、 牛なんじゃないかと思います。 クスクスももちろんうんまい。 残念ですが。 かたつむり。 2,3こ食べたけど、貝じゃなくてやっぱかたつむり。 触覚見たときに食べれなくなった。

アフリカ大陸だよ。モロッコ

空港ではいつも神経質になっているのに、 人が全然寄ってこないので、拍子抜けした。 タクシーにのって、フナ広場周辺に降りたら 5m歩くのに1人くらいに声をかけられ、 ああ。モロッコに来た! と思った。 「ホテルどこ? お前らのホテルはこっちだよ。」 と言ってあさっての方向に進むおっさん達。 「ちょっと聞いてください。ちょっと聞いてください。 いいホテル(スパ、レストラン)があります。」 必要ないといっても、くらいついてくる。 中には、 「にほんじん?ちゅうごくじん? こんにちは。ありがとう。さようなら。」 とだけ言って通り過ぎる人もいる。 4、5人かわしてもううんざりした。 チェックインしたい。。。 げんなりしてホテルについてみたけど、 ホテルの人はさわやかで、ホテルは綺麗でほっとした。 パティオや屋上や通路には花が咲いていて、 かわいらしい。 モロッコは雑貨がかわいいのでも有名だし、 フランスの影響か(モロッコはフランス語圏) 家づくりが上手だとおもった。 とにかくかわいー。 モロッコはリヤドと呼ばれるプチホテル、 日本で言うところのペンションみたいなところが多く、 3,000~5,000円で泊まれる。 ちょっとほっとして、もっとだらっとしたかったけど おなかがすいていたのですぐに宿をでた。 はやりそこでも何度か声をかけられたけど、 キャリーを持ってないせいかそんなにしつこくはなかった。 いきなり地元の人でにぎわっているお店に挑戦。 軒先にタジンが並んで火にかかっているお店に まずはいってみた。 おなかいっぱい食べたところで眠くなり、 まだ元気な夫に、もう眠くて眠くてつらいです。 とうったえ、フナ広場がにぎわう夕方にまた 出ようと約束して、ホテルに戻り仮眠。 夕方、出かけたくてうきうきした夫に起こされ がんばって起きてフナ広場にいきました。 フナ広場は大道芸人とか、物売りとか、屋台で にぎやかで、アラブっぽい音楽がどこからか 流れていて、盛り上がっていました。 フナ広場の屋台の客引きもしつこくて、 行く道を塞がれたり、肩をつかむので、 ちょっとうろうろするのは向いていなかった。 泣いている外国人旅行者らしい女の子もみた。 嫌な思いをする人もいると思う。 テハンというモツの煮込みをパンではさんで 食べるやつがおいしいと聞いていたので 探していたら、誰かがおいしいお店を教えてくれた。 地元の人についていくのはちょっと心配 だったけど、ただの良い人だったみたい。